Point No.39




 

 

- FEATURE -

” オリジナル照明を作る   "


We make original lighting



 

オリジナル = A / 元のもの、原版、原本 B / 独創的なもの、 C / 自分で作ったもの

私たちが考えるオリジナルとは「C / 自分で作ったもの」の上で「A / 元のもの、原本」に成り得る物であること。







オリジナル商品を構成する部品の一部は1から作るのではなく、アメリカの部品メーカー数社から仕入れをしています。

これらの部品メーカーは100年以上前から変わらないデザインの製品を作り続けていて、私たちはその部品を仕入れるという形でデザインを引き継いでいます。



 



100年以上前と言えば、電球が世の中の一般家庭に普及してきたのが1890年代、
照明器具もガスやオイルの燃料仕様から電気仕様へと変わっていき、電化製品が一般家庭に拡がっていきます。

こういった世の中のエネルギー供給の変遷により照明本体のデザイン、照明を構成する部品のデザイン、サイズや形状の規格自体も変わりました。
現代に繋がる照明器具の誕生であり、ここで多くの照明デザインのオリジナルが生まれます。

過去に生まれたデザインを受け継ぎ、現代でも使用できる形に昇華させ、先人と自分たちが作りあげた物を後世に渡していく。







「良質な素材で作られた物は後世に残る。」

良い素材で作られた製品は傷や修復した跡すらも経年と共に刻まれた味として製品自体の表情を作り、使う人に愛着を与えていく。

しかし現実は、とりあえず作られ、とりあえず買って、とりあえず使ってみる。

大量消費・大量生産で生まれた、安かろう悪かろう。
この「とりあえず」が50年後の子供たちに裕福な生活どころか資源枯渇問題を背負わせてしまう。







ならば自分たちは意志を持って製品を作ろう。

「良質な素材で作られた物を後世に残す。」

これが私たちの意志であり、POINT NO.39のオリジナル商品を作りたかった理由のひとつです。







” 家の道具<家具>を作る "

水をすくう器、木を削る刃物、木の実を潰す木づち、身体を守る着衣、
太古の時代から考えると人が生きる上で必要な機能をもつ物として道具が人の手によって生まれてきます。







もともとは素材や見た目などの視覚的魅力は道具に求めていなかったのでしょうが、
審美性・デザイン性能の高いモノには、人を惹きつけ、時には人の心を癒す力があり、利便性以外の付加価値を持っていて
人はモノに愛情を抱き、永く大切に使えるものを選び、手に入れたくなります。

ようするに審美性・デザイン性の高いモノを作る事は永く愛される物を作るという事になるのです。


モノの見栄えというのは、姿・形の良し悪しだけではなく、どのようなMaterial(素材)で出来ているかが
重要になってくると我々は考え、私たちが作ろうとしている照明器具の「元のもの・原本」がBRASS(真鍮)で
出来ているという事に行きつき、ここで照明づくりの旅が始まります。







照明器具を作るにあたり、POINT NO.39の照明器具の設計に以下の基準を設けました。


・長く愛される見た目であること
・求められる機能性を持っていること
・経年に耐えられる素材であること


当初は文字にしたことはなかったので後付け感がありますが、イメージとして存在はしていました。

シンプルなデザインであり、和洋や年代問わず、どのような様式にも合わせやすくする。







全体をシンプルにすると細かい部分のディティールがとても重要になり、ここで100年以上前のデザインが効いてきます。

そして、改めて言う事ではないのかもしれませんが、どのような場所や国でも使用に耐えうる構造で使用者が安心して使える事は永く愛されるモノを作るためにとても重要なこと。

100年以上前から経年変色こそすれ、姿形を大きく変えない真鍮を素材として使う事は言わずもがな。
こうして道具作りの準備は着々と整っていきます。