Point No.39



- POINT NO.39 -

「年末年始のご挨拶」

written by SUGIMURA  2025.12.29

 

 




 
年末年始のご挨拶 2026


2025年は自分たちの年になる。
そう自分に言い聞かせて勢いをつけた年始から、気づいたら年の瀬。

あいにく自分たちの年にはなっていないようで、
そもそも自分たちの年ってどういうつもりだったかも分からないまま、
毎年気持ちだけが自分の前を走り去っていくような気がしています。

やりたい事はたくさんある。
でも思うように進まない。
仕事も人生もそんなことの繰り返しなのでしょうね。

そんな思うように進まない事に対しても
多くの人の手に頼り、AIにも助けられた一年でした。



自分で文章を作れなければ代わりに考える。
調べたいことがあれば代わりに瞬時に調べる。
画を描く技術がなければ代わりに描く。
話し相手にもなってくれて、メロディも口ずさむ。
ありとあらゆる「人の助けとなる作業」をAIが請け負う現代。

例にたがわず私もAIに助けられていますが、
「デジタル」には、人間味や柔軟さを表現できない部分が未だあるのが現状で、
体温や柔らかさの表現を必要とする私たち人間にとっては「アナログ」という繋がった時間の流れも必要ではあります。

人工知能のAIはアナログ寄りのデジタルになるのでしょうが、
昨今、AIの普及により便利で効率的な社会となっています。これからはさらに加速するのでしょう。

しかし効率だけでは測る事が出来ない「人と人との繋がり」や「あいまいな人間味」というものは
より価値のある事に昇華し得るという事も明白です。

一方で、AIの助力をひとの力と過信してしまえば、人のつながりはより希薄なものにも退行しうる。


私も今、長々と文章を考えていますが
この文章を全てAI任せにしたら楽なのでしょうが、
それをやってしまうと、言葉に自分の熱を与えられなくなり、人に伝わるのは情報のみになってしまいます。

アナログとデジタル、
人とAI、
それぞれのいいところを出し合って社会や環境に良い影響を与えつつ
人同士の繋がりを大切に敬う。
そのような考えにまとまった一年です。


2026年も、またあっという間なのですかね。
世に流れてくる情報量は加速度的に増えていくのでしょうから、
我々もどこかで情報から逃げる選択をしないと頭が疲れてしまいます。

人に任せられる部分は人に任せ、
AIに任せられる部分はAIに任せて、
自分の時間ぐらいはコントロールしていきたいものです。

2026年もどうぞよろしくお願いいたします。



株式会社CLOWN AND SONS
代表取締役 杉村 聡